2010年12月20日

ブログ引っ越しました

秋学期が終わり、冬休みが始まりました。
そして、本日、ブログの引っ越しを行いました。

今後は、Bloggerでブログを更新していくことにしました。
少し、進化して、見やすくなったと思います。

大変お手数をおかけいたしますが、以下のURLが新しいブログです。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

http://a-way2go.blogspot.com/

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2010年11月24日

美味しさは伝わるのか?

日本からアメリカに来ている人が口を揃えて言う言葉があります。それは、「アメリカの食事は美味しくない」です。これは、日本人に限らず、アジア・ヨーロッパ・南米、どこから来た人も、みな「アメリカの食事は美味しくない」と言います。たしかに、正直、美味しくないです。私のブログでは、今まで美味しかったもののみを紹介してきました。しかし、その陰にはいくつもの美味しくない料理がありました。そして、それは見た目ではわからなかったりするのです。

例えば、この学校のカフェテリアのピザ。こうやって見ると、おしゃれな感じに見えて、美味しいんじゃないかと淡い期待をしてしまいます。ところが、食べてみると、チーズの油でぎとぎとなのです。トマトソースもしつこい味で、2日連続で食べると口の中に口内炎ができます。これをコーラで流し込むように食べるのがアメリカ流です。恐ろしいです。

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とはいえ、そんなアメリカにも健康志向の波が押し寄せています。そこで人気を得ているのが、日本食です。ちょっとトレンディーな雑貨屋さんでは、こんなスタイリッシュな寿司グッズを売っていたりします。

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学校のカフェテリアにも寿司コーナーがあり、その場でにぎったり巻いてくれるサービスもあります。

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しかし、私たちの知っている日本食は、寿司だけではありません。そば、うどん、ラーメン、牛丼、親子丼、かつ丼、といったどんぶりもあれば、煮物、揚げ物、焼き物、数えきれないほどの日本食があります。そして、我々、日本人は、それらの料理がとても美味しいことを知っています。私は、常日頃、これらの美味しさをアメリカ人に伝えたい、と考えています。

どうしたら、美味しさが伝わるか。食べてもらえば、伝わるはずだ。

というわけで、先週、日本食を紹介するイベントを開催しました。名目は、手巻き寿司をみんなで作るCooking Classです。このプランで、学校側からも予算をいただくことができました。学校の掲示板にちらしを貼り、イントラネット上でも告知をしたおかげで、20名ほど集まりました。その半数以上が、アメリカ人で、あとはラテンアメリカ3名、中国人3名、インド人、アフリカ人1名ずつでした。そして、メニューは、手巻き寿司、大根と油揚げのお味噌汁、デザートにおしるこでした。

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これは、当日に配ったメニューです。

Cooking Class Menu 2.pdf

私は、味噌汁とおしるこが大ヒットするのではないかという期待と自信をもっていました。実際、かなりいいできの味噌汁とおしるこで、2人ほど手伝いにきていただいた日本人には、美味しいと言ってもらえました。その反面、寿司にはあまり自信を持っていませんでした。

しかし、イベントが始まると、参加者たちは、予想以上に寿司を食べました。特に、サーモンとマグロとウナギが大人気でした。イクラも、みんな意外と食べていました。残念ながら、鯛はあまり手をつけてもらえませんでした。

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寿司が一回りした後、味噌汁をよそいました。ここで、参加者に異変が。。。みんな、「おなかいっぱいだから、少しでいいよ」と言うのです。そして、明らかに、食が進まないのです。おしるこも同様でした。もちろん、だれもおかわりをする人はいませんでした。

見事に期待を裏切られたことに、ショックを受けました。これが、壁かと。

すなわち、アメリカで市民権を得ている"Sushi"と「味噌汁」「おしるこ」には大きなへだたりがあったのです。このへだたりを、私は侮っていました。おいしいものは、説明しなくても、食べればわかってもらえる。そういう勘違いをしていたのです。

ここで、「美味しさ」ってなんだろうという問いかけに戻る必要性を感じました。

学部生の日本人の後輩にこの話をすると、彼は、ビールの話をしました。「ビールって初めて飲んだ時は、美味しくないじゃないですか。でも、ビールを飲むことと飲んでる時の楽しい思いでとかが絡み合って、だんだんに美味しく感じるようになるらしいです。」つまり、ビールを初めて飲む人に、ビールの美味しさを説明するのはきわめて困難なのです。かといって、飲めばわかると言って、飲んでもらっても、やはり初めから美味しいと感じる人は少ないでしょう。アメリカ人にとっての日本食も似たところがあるのかもしれないのです。

私たちは、幼少時からの味覚形成や思い出が合い混じって、味噌のこくや、小豆の甘さを美味しいと感じるようになったです。それを、一朝一夕でアメリカ人に理解してもらうのは、到底無理な話だったのです。

また、見た目、盛り付け、容器といった食事に付随する「デザイン」が、「食材」の乗数になることを理解しなくてはいけません。(料理=食材xデザイン)今回は、予算と時間の都合上、この乗数が限りなく1に近かったと思います。そして、食材としての美味しさ即ち味覚は、十人十色。しかし、見た目、盛り付け、容器に対する美の感覚は、味覚に比べて標準偏差が小さいと思うのです。万人受けする食材より、万人受けするデザインの方が多く存在するはずです。

せっかくなので、統計学の知識を使って、イメージ。
<平均50で、標準偏差を10(デザイン)と20(食材)で比べた見たチャート>

Graph.bmp

Sushiは、本質的な「食材」だけでなく、この付随する「デザイン」もうまく機能して、市民権を勝ち得たのでしょう。

日本は、今、このデザインとしての魅力を見直されています。漢字が日本の「アート」としてアメリカでうけていたり、アニメも日本の芸術として認識されています。また、「禅」を取り込んだデザインがアメリカではスタイリッシュにうつったりしてます。こういった日本独自のデザインを、様々なビジネスアイディアに取り込んでいくことで、他の国がマネできなアドバンテッジを獲得できるのではないかと思います。
posted by 上昇思考 at 13:15| Comment(12) | グルメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月15日

成長すべき理由とあまり見ない料理

「何故、企業は成長しなくてはいけないのか?」
この質問は、いろいろな授業で登場します。それだけ、様々な切り口で議論が可能なのでしょう。

そんなわけで、MBA生活もModule2(以下Mod2)を迎えて、実践的な授業が増えてきました。
Mod1では、クリエイティビティーとかリーダーシップ、倫理といったソフトスキルを学びましたが、Mod2では、よりテクニカルなクラスが増えてきました。(Mod1については、2010年9月13日の記事参照)Mod2も、必須授業で、選択の余地はありません。以下、5つのクラスの紹介です。

1) CSCA: Competitive Strategy & Competitor Analysis (Strategy)
いわゆる経営戦略の授業です。マイケル・ポーターのバリューチェーンや5F分析を用いて、ケーススタディをします。
正直なところ、ケースで取り扱う企業に興味を持てるか持てないかで、授業の面白さは変わってきます。

2) DA: Data Analysis (Statistics)
統計の授業です。Excelを使って、回帰分析、デシジョンツリーの分析とかをやっています。
統計の計算方法はあまり触れず、データの分析にフォーカスしています。

3) FIN: Managing Cash Flows (Finance)
一般的なファイナンスの授業です。

4) MEIA: Market Environment and Industry Analysis (Microeconomics)
ミクロ経済の授業です。社会科学的なアプローチというより、ビジネスの視点から勉強しています。

5) MODA: Market Opportunities, Definition & Assessment (Marketing)
マーケティングの授業です。教授が中国系の先生で、よく中国の話が出てきます。
市場規模の計算など、わりと数字を使うことが多くて意外でした。

今は、Mod2の中盤です。
あいかわらず、宿題は多いのですが、少しずつ文章を読むスピードが速くなってきたかなあと感じています。

さて、本題に戻りまして、これらの授業で、何かと話題になるのが、「何故、企業は成長しなくてないけないのか?」です。
一般的な解答としては、「株主の期待に応えるため」というのがあります。
しかし、これだけが正解であるとは思えません。まず、上場していない企業で、株主が成長を望んでいなければ、この解答は不正解になってしまいます。

先々週お会いした、ある会社の社長さんに同じ質問をさせていただいたところ、こう答えてくださいました。
「従業員に希望を持ってもらうため」と。これも、非常に重要だと思います。
誰でも、企業で働いていれば、やはり年々、昇進していきたいという願望があります。
その昇進後のポジションを作っていくには、企業は成長していかなけらばなりません。

他にも、考えうる限り、たくさんの解答があるでしょう。

そんな中、私は、企業が成長しなくてはいけない理由は、競合他社が常に成長しているからだと思っています。
つまり、自分の成長が止まっても、周りの成長は続いている。そうなると、自分が成長をやめた時、相対的に、自分は世の中から遅れていき、「成長しないこと」=「後退すること」になると思うのです。
特に、今の時代は、この「競合他社」の枠がローカルから、グローバルに広がったこと。「周りの成長」のスピードが、急速になったことで、企業は一昔前よりもさらに、成長しなくてはいけないプレッシャーに晒されていると思います。

また、競合他社の成長につれて、お客様の満足の閾値も成長していきます。
ですので、成長をしなくなった企業は、必然的にお客様を満足させることができなくなってしまうのです。

ということで、事業を持続させるには、どんな企業も成長しなくてはいけないと思うのです。

ただ、ここで、気をつけなくてはいけないのは、「成長」=「会社を大きくすること」ではないことです。
会社が大きくなることで、商品やサービスの質が低下し、組織が官僚化し、管理業務にリソースがとられ、利益が小さくなることもあるかもしれません。
大事なのは、周りの成長を常に認識して、新しいことに挑戦していくことだと思います。

これは、ビジネスだけではなく、人生にも言えることだと思います。
周囲の変化をとらえて、常に自己研鑽をしていく。これが、これからの時代、大事であると自分に言い聞かせています。

さて、アカデミックな内容はこれくらいにして、今日は、日本ではあまり見ない食べ物特集です。


まずは、キャラメルコーティングのリンゴです。いろいろな種類があります。

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私がトライしたのは、ココナッツをまぶしたもの。日本のリンゴと比べると、
アメリカのリンゴは酸っぱいです。
なので、こういう甘いコーティングとマッチします。食べやすいように切り分けてあるのが嬉しいです。

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Wrentham Villege Premium OutletsのRocky Monutain Chocolate Factory
https://rockymountainchocolatefactory.com/rmcf/control/productList

次は、レインボーロール。
フラミングハムにある、「葵」という日本食レストランの巻きずしメニューです。
葵は、寿司メインの居酒屋風のお店です。このレインボーロール、マグロ、サーモン、鯛(?)、エビ、アボカド、が順々に巻かれています。意外と美味しくて驚きます。

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同じく、葵の巻物メニューなのですが、なんと、海苔ではなく、キュウリの薄切りで巻いています。
ちなみに、中身はサーモン。光っちゃってよく見えませんが、容器もおもしろいですね。

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Aoi
http://www.yelp.com/biz/aoi-framingham


最近は、ほんの少し、飽きてきたロブスターです。
これは、ロブスターのテルミドール。クリームソースとチーズをかけて焼いてあります。
いつも人でいっぱいのアトランティック・フィッシュのおすすめメニューです。

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Atlantic Fish
http://www.atlanticfishco.com/

こちらは、サマー・シャックというお店のJasper's Pan Roasted Lobster。
このオリジナルソースのかかったロブスター、とてもとてもおいしいです。
なぜか、ロブスターの付け合せは、とうもろこしのパターンが多いです。

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ちなみに、サマー・シャックは、カキも美味しいです。10種類くらいの中から選べます。
ちょっと変わっているのは、チリソースとビネガー(お皿の中央)で食べるのです。でも、個人的には、レモンだけで食べた方が美味しいと思います。。。

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Summer Shack
http://www.summershackrestaurant.com/

こちらは、一見、普通のハンバーガー。しかし、ポイントは、焼き加減を指定できるところなのです。ボストンのレストランでは、ハンバーガーを注文しても、レア・ミディアム・ウェルダンか聞かれます。これは、ミディアム。写真じゃあわからないけれど、フォークで切ると、ジューシーな肉汁があふれます。チェーン店のシカゴ・グリルというお店です。

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UNO Chicago Grill
http://www.unos.com/

次は、中華料理編。
これは、私の大好物の夫妻肺片。名前だけ見ると、夫婦の片方の肺??という、理解不能のメニューですが、牛タン、レバー、ミノなどのホルモンに四川風の味付けをした辛い料理です。
唐辛子の辛さと山椒の痺れが食欲をそそります。ぜひ、前菜に食べたい一品。
ボストンは、広東料理が多いですが、フラミングハムの老四川では、四川料理が楽しみます。

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老四川 Sichuan Gourmet
http://www.laosichuan.com/ch/index.php

こちらは、白くて柔らかい皮に包まれたエビの餃子。日本では、あんまり見たことのないタイプの飲茶です。チャイナタウンのチャウチャウシティというレストランの2Fで飲茶を食べれます。

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オイスターのチーズフライもめずらしいです。ガーリックが強くきいていて、ちょっとイタリアンな感じもしました。

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潮洲城大酒楼 Chau Chow City
http://chauchowcity.net/index2.html

最後はデザートです。とてつもなく大きなチョコレートケーキ。大きさを伝えるために、となりにフォーク並べています。このフォーク、デザートフォークじゃなくて、普通のフォークです。ちなみに、お店は、ステーキハウスです。

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Smith & Wollensky
http://www.smithandwollensky.com/locations/boston_steakhouse.htm


というわけで、ちょっと変わった料理特集でした。
料理も日々日々、成長しているようです。

posted by 上昇思考 at 07:12| Comment(0) | バブソンMBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月02日

20世紀最高の経営者?とマンマ・ミーア!

世の中には、たくさんのリーダーがいます。「20世紀最高の経営者」と言われた男のリーダーシップ・スタイルに対して、クラスメートの7割が支持。3割が不支持でした。今日は、その人についてまとめておきます。

私のお気に入りの授業は二つあります。ESR(倫理)とLDO(リーダーシップ論)です。この前、ESRについて書いたので、今日は、LDOについて書こうと思います。

LDO (Leading Dynamic Organizations)の授業は、基本的にケーススタディ形式です。授業の前に、約20ページくらいのリーダーに関する事例を読みます。この事例の中では、リーダーがどのようにして、チームをまとめたか、もしくは、まとめるのに失敗したかが書かれています。その話をもとにして、授業で、ディスカッションをします。

ここまでの8回の授業で、様々な事例を見てきました。その中でも、特に印象深かったGEのジャック・ウェルチです。「20世紀最高の経営者」と言われた男です。有名な経営者で、日本でも何冊も本が出ているのですが、私はあまり馴染みがありませんでした。それだけに、とても勉強になりましたので、興味深かった点について、まとめました。

40万人の頂点
1981年、当時45歳のジャック・ウェルチは、アメリカ経済が不況の中、GE(ゼネラル・エレクトリック社)のCEOになりました。なんと、当時のGEの従業員数は、40万人。その頂点に立ち、改革を行っていきます。40万人を牽引するリーダーシップの話なんて、庶民には縁のない話なのではないかと思いがちですが、参考になることは沢山あるのではないかと思います。

1番or2番 もしくは撤退
ジャック・ウェルチはまず、GEのすべての事業をその業界で1番か2番にするように指示しました。もし、1番か2番になれないなら、撤退をするようにと言いました。このメッセージは、シンプルかつ強烈なメッセージです。もちろん、ものすごい反対があったのは確かだと思います。でも、この人は本当にやってしまいます。その後も、とにかく目的を高く設定するやり方は変えません。6年後には「世界で」1番か2番と、スタンダードをさらに高くしています。

中性子爆弾というあだ名
中性子爆弾は、放射能で、建物を壊さずに人間のみを破壊する爆弾です。これがジャック・ウェルチにつけられたあだ名です。(Neutron Jackの訳。)彼は、会社は守るけれども、人材は守らないと揶揄されました。というのも、最初にいた40万人のうち、10万人以上を解雇しました。1989年には、従業員数は29万人。ここまで、思い切ったことをする腹のうちには、きっと殺されてもいいという覚悟があったのではないでしょうか。並大抵の心境ではないと思います。このドラスティックなやり方には、クラスの3割が難色を示していました。

小さな会社の文化を
ジャック・ウェルチは、会社から官僚主義(bureaucracy)を徹底的に排除しようとしました。そして、小さな会社のような文化をはぐくむ努力をしました。すべての従業員が、仕事に夢中になり、意見を持つこと。30万人の会社でこれをやることがどれだけ難しいかは、想像不可能です。彼の行ったことは、例えば、小さなチームを組ませ、ニュージーランドなどのオフサイトに彼らを集めて、抱えている問題や解決方法についてディスカッションさせました。そして、最後に彼らの上司の前でそれを発表させました。このようにして、従業員一人一人に仕事の自覚と責任を持たせたのです。

オンリーAプレイヤー
これは、正直なところ、賛成しかねるやり方ですが、ジャック・ウェルチは、Aプレイヤー(超優秀な従業員)のみの会社を作ろうとしました。長期的パフォーマンスから従業員を5段階評価し、トップの2ランクには、とことん、ボーナス(ストックオプション)を支払いました。そして、10%の従業員に最下位のランクをつけ、彼らを解雇しました。判定がフェアになるように、360°評価を採用し、上司・部下・同僚からの評価されるシステムを採用しました。この方法は、今やいろいろな会社で行われていると思います。私の前職でも360°評価に近いことを試みようとしていました。

まだまだ、他にもたくさんのことをしたのですが、これらが、私の脳裏に強く残った内容です。とき同じくして、国際市場では、海を越えた日本の終身雇用の会社がGEと競争していました。対極の経営手法の両社が戦った時代は過ぎ、今、新たな時代を迎えようとしています。おそらく、両社の中庸となるモデルが必要になってくるのでしょう。その中庸を、両端をきちんと押さえたうえで、勉強していこうと思います。

さて、秋になってきました。本日、土曜日だったので、髪を切りに近くの街まで歩いて行ってみました。ということで、まだ近隣の様子を紹介していなかったので、写真を撮ってきました。

まずは、キャンパスの中から。キャンパスの中には、普通に車道があります。バブソン大学のキャンパスの大きさは東京ドーム32個分だそうです。広すぎですね。

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歩道には、どんぐりが沢山落ちています。日本のどんぐりより少し大きいです。

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この時期、木を見上げるのは危険です。どんぐりが勢いよく落ちてくるので、顔に当たったら、かなり痛いと思います。

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さて、校門を出ます。

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校門を出ると森の中です。この通りは、ウェルズリー・アベニューという名前です。ウェルズリーの街までつながっています。

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きれいな家が並んでいます。

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空気がすごく澄んでいて、散歩をしているととても気持ちがいいです。

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約2.5キロ歩くと、街にたどり着きます。小さな小さなウェルズリーの街です。商店街には、古くからありそうな美容室や靴屋や本屋、高級そうな洋服屋さん、スタバやBodyShopやCVS(アメリカの大手薬局)が混在しています。

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今回のお目当ては、美容室: Salon Internationale。イタリア人のご主人は、37年間店を切り盛りするベテラン美容師。シチリア島出身だけあって、驚くと、「マンマ・ミーア!!」と声を張ります。

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最後に、ジェルで七三分けしてくれて、滝廉太郎ふうの仕上がりになりました。マンマ・ミーア!!

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2010年09月28日

H Mart 日本食を探し求めて

H Mart
Burlington, MA 01803
+1(781)221-4570
http://www.hmart.com/company_new/shop_store.asp?store_code=BLT

アメリカでの寮生活が始まってから、すでに1か月半。

どんな食生活をしているのかというと、毎日、日本米を食べています。サラダには叙々苑のドレッシング。うどんは讃岐うどん。冷凍の餃子を焼いて、ポン酢とゆずこしょう。たまにそばも食べます。麻婆豆腐やエビチリも食べます。そんな私の食生活を可能にしてくれているのが、H Mart。バブソンのキャンパスから車で20分のところにある、韓国系のスーパーマーケットです。

大変お世話になっていて、ありがたい存在ですので、紹介します。ぜひ、ボストンに住むことがありましたら、ご利用ください。

場所は、ボストンの郊外のバーリントン。高速道路の出口のすぐ近くなので、高速が混まなければ、スムーズに行けます。

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まずは、お米売り場。こんなに種類があります。日本米は、一番高いですね。

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私のお気に入りは、「かがやき」というカリフォルニア産のコシヒカリ。7キロで24ドルです。先週は、安売りで19ドルで売ってました。

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さて、売り場を歩いていると、ふじりんごが!

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謎な大きな果物も売ってます。これ、恐ろしいにおいします。

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私の大好物のかにぼこです。しかし、ものすごく長いです。

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韓国のマーケットなので、キムチは、ものすごい数の種類がおいてあります。この写真はほんのごく一部です。

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冷凍食品で、こんな変り種も。

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これは、私が東京時代に愛していた讃岐うどん。時間のない時は、これをレンジで温めて、明太子パスタのソースをかけます。2分でできるインスタント料理。

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至る所で試食ができるので、ちょっとあやしい食品も食べてみて美味しければゲットです。試食を作る店員さんたち。たまに、やる気がなさそうな店員さんもいますが、それはそれで、見ていて面白いです。この餃子は美味しかったので、買いました。

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洗顔フォームも日本のものがそろいます。

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気が付くと、大量の買い物をしてしまいます。アメリカでは、買いだめが基本なのです。これで、2週間はもちます。日本に比べて賞味期限がかなり長いので、よくもちます。(それだけ、保存料が使われているということなのですが。。。)

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フードコートも併設しています。メインは、韓国料理。日本料理もありますが、まあ、せっかく韓国マーケットなので、いっしょにいった中国系アメリカ人のH氏と、石焼ビビンバとプルコギを食べました。

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毎日、たしかに、勉強は忙しいのですが、食べ物だけはしっかりと食べています。食べれば、元気が復活してきます。食は、元気の源。これから、寒くつらいシーズンになっていきます。食の力で乗り越えようと思っています。
posted by 上昇思考 at 13:02| Comment(0) | アメリカ生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月23日

正義と正義のジレンマと登山

ESRのクラスより。「私たちは、between right and wrong(正義と悪)の判断で悩むだけではなく、between right and right (正義と正義)の判断で悩むこともあります。」

私のお気に入りの授業は二つあります。ESR(倫理)とLDO(リーダーシップ論)です。今日は、ESRについて書こうと思います。

ESRとはEthics and Social Responsibility Streamで、倫理と社会的責任(社会正義)というクラス名です。正直、最初の印象としては、今や当たり前となった企業の社会的責任(CSR)とかをやる授業かなあと思っていました。ところが、哲学者・思想家の理論を読みながら、いろいろな人間関係のケースを読むとても興味深い授業です。

日本語で読んでも難しい文献を英語で読んでいるので、もしかしたら、解釈に誤解があるかもしれません。でも、私の感じたことして記しておこうと思います。

授業では、上に書いた、between right and right の中でどちらを選択するのかという質問をされます。NHKでやっていたマイケル・サンデル先生を思い出します。

昨日の授業では、こんなことを聞かれました。

「あなたは、小さなコンサルティング会社の経営者です。従業員を雇おうと思い、何人も面接して、ようやく、サーラという女性を雇うことに決めました。サーラに、口頭で内定を約束しました。そして、来週の月曜日から働いてもらうことにしました。しかし、そのあと、あなたの友人から、いい人がいるから会わないかと言われました。会うだけならといって、キムという女性に会いました。そうすると、キムは大変すばらしい女性で、あなたがまさに探し求めていた人材でした。経験豊富で、顧客とのネットワークもあります。さて、この状況で、あなたは、どうしますか?」

このままサーラを雇うのか、それともサーラを断ってキムを雇うのか。どちらも、違法性はありません。一般的に言って、倫理的には、サーラを雇うべきでしょう。しかし、会社の将来を考えると、キムを雇うべきでしょう。

授業では、それまでに習ったアリストテレス、カント、ベンサムの理論を使って、この答えを考えました。授業では、倫理学の、3つの教えについて習いました。

1) Duty
個人は尊重されなければならない。個人は、それ自体に存在意義があり、人を手段とみなしてはいけない。この理論を用いると、人を手段として考えてはいけないので、サーラへの約束を尊重して、サーラを雇うことの方が理にかなっていることになります。

2) Consequence
ベンサムに代表される「最大多数の最大幸福」です。個人の幸福の総計が社会全体の幸福であり、それを最大化すべきであるという考え方です。これを使うと、キムを雇って、会社を成功させて、顧客に、より高い価値のサービスを提供することで、幸福を最大化することができるという理屈も考えられます。

3) Character
アリストテレスの、「道徳的な徳は習慣から得られる」という考え方です。毎日毎日良いことをしていると、それが習慣になり、それが私たちの性格になるという意味です。即時の判断が求められる時、普段から良いことをしている人は、即時に良い判断ができるのです。(ここでいう「良い」とは、rightの訳です。)さらに、この良い性格は、世間でも良いという評判を受けることになり、社会と良好な関係を築けます。継続の大事さを感じます。

どの理論も、なんだか、立派なことを言っていて、まさに道徳を習っている感じです。こういった道徳をもとに行動すれば、たとえ、サーラを雇おうと、キムを雇おうと、倫理的な裏付けができ、心理的な安心感に浸ることができるのかもしれません。

ここまでが序盤で、次に出てくるのが、マキャベリです。マキャベリの「君主論」という名前だけは、世界史で習ったので、聞き覚えがありましたが、内容は知りませんでした。そして、それは、かなり興味深いものでした。

「君主は、領域を守るため、人が尊重されるという決まりを守ることはできないし、信条や友人関係、人間性、宗教に反した行いをせざるを得ない。」

「しかし、君主は慈悲深く、信条に厚く、人間性があり、高貴で、信仰に厚いように、見せかけなければならない」

人は、良い人ばかりではありません。悪い人もたくさんいます。その人たちの上に立つものは、それだけたくさんの人を治めて行くうえで、悪いことをせざるをえないのです。しかし、見た目は良い人でなくてはならないのです。

先に述べた、カント、ベンサム、アリストテレスの考え方が打ち砕かれる感じがしました。

ということで、これらの考えを知ったうえで、私たちは、正義と正義のジレンマの中で、様々な決断をしていかなくてはいけないのです。

さて、文字ばかりで退屈な投稿になってしまったので、先週末に行ったニューハンプシャーのWelch-Dickey-Loopの登山の写真です。ボストンから車で2時間の山です。本格的登山6時間のコースです。2年生が企画してくれました。

こんな岩の間を抜けながら登ります。

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ファンガス?苔に似てます。ふわふわしてます。岩のいたるところに生えていました。

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崖に向かって歩く私。

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あと1か月もすると、この岩の表面は氷で覆われるそうです。去年は、氷の山の登山をしたらしい。。恐ろしいです。

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夜は、ローカルなアメリカンレストランに行きました。
まずは、みんなで、チキンとチーズフライをシェア。この真ん中のグラタンみたいなのが意外と美味しかったです。

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食べたのは、チキンキエフ。どうやら、ロシア料理みたいです。フライの中身は、チキンです。

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そのチキンの中から、ガーリックとバターとハーブがじゅわっと出てきます。コンセプトは、とても美味しい料理なので、これを日本風にアレンジしたら、絶対に美味しい料理になると思いました。

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さて、本日木曜日なので、あと一日。毎日かなりヘビーな生活です。現在夜中の1時。これから、法律の本を40ページ読みます。今更ながら、大学受験時代に本で見た、パラグラフ・リーディングの速読法を試しています。
posted by 上昇思考 at 00:00| Comment(0) | バブソンMBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする